＜ｂｒ＞ところどころ恋騎士を彷彿させる。先日公開された、エフォルダムソフトさん最新作『銃騎士Cutie☆Bullet』体験版の感想です。
エフォルダムソフト『銃騎士Cutie☆Bullet』
原画：憂姫はぐれさん
シナリオ：ミツキミアキさん
SD原画：SPR魔神さん
体験版容量は圧縮状態で501MB。
プレイ時間はクリック進行で3時間ほど。
共通ルートの序章という感じ。
システムは普通。
強いて言えばUIが綺麗。
恋騎士もだけど。
体験版シナリオ概要。
主人公とその妹「藤倉みやび」が所属する銃士隊「白薔薇学園」を
身勝手な理由から解散させようと目論む「赤薔薇学園」隊長「メイクイーン男爵」。
男爵の陰謀により、銃の密造等犯罪幇助の疑いが2人にかけられてしまう。
しかし、実際にそれらの行為を行っていたのは男爵の方であった。
このままでは「白薔薇学園」は解散させられてしまう。
実際に銃の密造を行っていたのは男爵であるということを証明するために、
「赤薔薇学園」中枢への侵入を試みる主人公。
証拠への道中には数多くのトラップが備え付けられている。
それらのトラップを回避するために、
現役最強銃士「三波真由」
あるトラップを無効化出来る王女「怜奈・ド・メデシス」
異国のスナイパー「サラ・ティファール」
に協力を仰ぐ。
結果、無事中枢部への侵入を果たした主人公達。
そして、男爵の悪事の証拠の一部を発見した。
だが、見つかったのは証拠の一部。
男爵の陰謀を明るみに出すためにはまだ証拠が足りない。
「白薔薇学園」を守るため、主人公達はまた歩き出す…
ってな。
公式のストーリー紹介がそのまま概要。
そりゃそうだろうけど。
http://effordomsoft.com/zyuukishi/story.phpこの「男爵の陰謀」が物語の軸となるわけですが…
肝心の「白薔薇学園を解散に追い込もうとする理由」が…
なんというかその…
雑すぎる！
もっと良い理由があったと思うんだけども！
ここはしっかり考えようよ！
理由が「主人公の父親（元白騎士学園）にトレーニングジムに行くのを阻止されたから」
なんで！
なんでそんな理由にしちゃったの！？
面白いと思ったのかな…
ううん…
ギャグを挟むタイミングが致命的。
はい、「ギャグ」です。
これが問題なんです。
いかんせんギャグのタイミングと質が悪い。
シリアスというか、緊張感が必要な場面でギャグを入れてくるから…
上記の「陰謀の理由」もそうなんだけど、
父親が死ぬ直前のシーンでギャグ満載だったのは流石に。
緊張感なさすぎるです。
（父親が死ぬ直前のシーン）
ギャグを入れるタイミングもそうだけど、質も…
「その綺麗な顔を吹き飛ばしてやるわ！」とか
犬に「4WD」とか
伝説のラッパー「G-SAN」とか…
一昔前のネタ画像、コピペかっ！って。
二番煎じネタは地雷ですよ。
お次はキャラクター。
主人公の妹で「白薔薇学園」隊長「藤倉みやび」ちゃん。
なぜ妹なのに隊長なのかというと、作品舞台のブルボン王国には
「女性が騎士隊の隊長を務める」という慣習があるそうで。
OPムービーからも分かるように、銃士なのに銃の扱いが下手。
しかし父親の「技術は後からでも習得できるが、人望はそういうわけにはいかない」
という言う遺言のようなものを元に隊長職へ。
ちなみに、この世界の「銃」は「気」を使って打つそうです。
内部機構はブラックボックスとのことでしたが…
ぶっ壊せば内部構造見えるんじゃ？と思う。
みやびちゃん初登場シーン（道案内）。
物腰が柔らかな娘ですね。
寝相が悪く、脱ぎグセがある。
妹に対する開発陣のテコ入れが見えるような。
また妹を一番にするのか。んん。
現役最強の銃士「三波真由」ちゃん。
伝説の銃士「ダルタニアン」を尊敬する現役最強の銃士。
尊敬…エルシア…ウッ頭が…
恋騎士のエルシア後継枠。
初登場シーン。
私服が性的だと思うのは僕だけでしょうか。
えっちなハプニング。
ふえぇ…
王女「怜奈・ド・メデシス」ちゃん。
王女様です。
だいぶ親しみやすい性格のようですね。
手紙の翻訳を頼まれる程度に親しみやすいお方。
性的な正装。
謁見で勃起あるな。
泣き顔はグッと来るものがありますね。
上のものを蹴落とす制圧感やら何やら。
あと、お尻弱そうだなって思いました。
異国のスナイパー「サラ・ティファール」ちゃん。
可愛い。
うん、可愛い。
体験版内でも一番可愛かった。
低品質なギャグが多い中、サラちゃん効果もあってか「空耳キサルピナ語」は面白かったです。
関西弁のようなもの。
おっ？
可愛いな。
ん？今（ゲス顔）
あちゃー（ペシッ）
嘘だったかー（落胆）
そうだね！
僕もおいも食べたい！
一緒に食べに行こうか！
やる？
やるの？
やっちゃうの？
（無言の射精）
養ってあげたい。
某アイドルに似ているというのはまた別のお話。
Anzuchang！
あとサブキャラ。
メイクイーン男爵。
何故このブランドはガチムチのおっさんが好きなのか。
川崎舞子さん。
複数台の防犯カメラを一晩で作るような技術者。
よくまあ工房に都合良くカメラモジュールがあったなーと。
種子島若桜ちゃん。
火縄銃使い。
気で打つ銃を使わない人。
公式掲載の残り2人は出番なし。
にしても、
街の治安が悪かったり、
警察の代わりに銃士隊が警らしてたり、
銃士隊にしか配備されていない銃が犯罪者の手に渡ったり、
ヒロイン皆と1つ屋根の下に暮らすことになったり、
主人公の容姿が要くんと似ていたり
なにかと、前作恋騎士を思い出します。
ってことは、またEDまでが長いんでしょうか…
恋騎士はかなり長かった記憶が。楽しかったけど（含：思い出補正）
もう1つ。
気になる人は気になるかもしれないこと。
こういう書かれ方が多いです。
「超元気なタコ」とは書かずに「タコ（超元気）」と書かれることが多いです。
普段僕も似たような書き方をしてるので自分は気になりませんが…
一応。
こんな感じの体験版でした。
ヒロインが皆魅力的なのよ。
駄目そうって娘がいないのはとても大きなポイントですね。
ギャグと犯行動機に少々の不安は残りますが…
サラちゃんが可愛いので購入かと。
あのOPに心躍らされた人なので。
多少のことには目を瞑れるよ！
にしても、本当にギャグが惜しい…
タイミングと質…
TPOの大切さを教えてくれる作品。
最後に。
大切なのはやっぱり自分自身でプレイしてみることですかね。
こういう風に誰かが書いた感想を読めば体験版の内容は分かるけど、
それが自分に合うか合わないかは分かりませんからね。
「悪い点だけ書いた感想を読めば、その作品はクソゲーのように思えちゃう」
今良い事言った気がします。
印象操作なんてそんなもんかと。
良い事言ったら、良い娘とイッた。
お後がよろしいようで。
※追記もう少しシナリオについて考えてみます。
男爵が「しょうもない理由」で白薔薇学園を解散に追い込もうとした理由。
それは、王室関係者による何らかの陰謀から主人公達（含：怜奈）を守るための行動だったのではないか。
主人公達を銃士隊から退けさせる（怜奈は失脚させることにより王族関係者から遠ざける）
ことで「陰謀」から遠ざけようとしたのではないか。
流石に半額云々が物語の軸、起点になるとはどうも考えにくい。
男爵があの理由だけで白薔薇学園を解散させようとした場合、
怜奈の声がマサオくんに登録されていなかった理由が分からない。
「アナタハ王族ニ相応シクアリマセン」なんて、あの理由に全く絡んでこない。
・犯罪者に男爵が銃を横流しした理由
→横流しの容疑を2人にかけ、失脚させるため
→2人に「怪我」をさせるため
・この銃で人を「殺すことが出来るのか」
→怪我をさせるだけの威力だったら、2人は死ぬことはない→怪我による白薔薇からの離脱
・偽ダルタニアンに悪事を働かせた理由
→彼らの社会的知名度を高めるため→逮捕した赤薔薇学園の評価がより高くなる
= 白薔薇学園に対する評価が低くなる
・偽ダルタニアンに掛けた手錠が脆かった理由
→赤薔薇が確保するため（逃した白薔薇のミスとなる）
・白薔薇の隊員に怪我させる等、職務から離れさせた理由
→人数不足により白薔薇が成果を挙げられなくなる
・男爵自身が失脚したことに対する、男爵の憤り
→隊長の座を失うと白薔薇解散のための圧力を掛けることが難しくなる
・ボルトに銃を渡したのは男爵ではなく「女」
→女 = クイーン = 優奈で、姉を守るために男爵に協力
こんな仮定。王室陰謀説あるで。
あとは「主人公の父親が男爵に対して最期に言おうとした言葉」も気になるし、
サラちゃんがあの場面で撃てなかった理由も気になる。
僕たちはミツキミアキ氏の掌で踊らされていたんだという期待。
そんな期待を持って発売日を迎えたいと思います。
※追記ここまでエフォルダムソフトさんの『銃騎士Cutie☆Bullet』3月28日発売予定です。http://effordomsoft.com/
